白河市に関する記事

白河市に行くなら読んでおきたい記事です。

動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【1】

動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【1】

旅先で、「観光タクシー」を利用したことがある人はどれくらいいるでしょうか。通常の料金よりも値段が高く、なかなか利用のハードルが高いと感じている人がほとんどでしょう。しかし観光タクシーを使った旅は、想像以上に旅を充実させてくれます。今回は、福島県白河市を舞台に、観光タクシーを使った旅をご紹介します。 利用したのは、福島県白河市の「白河観光交通株式会社」さんが提供する観光タクシー。観光タクシーは、地域の交通情報や観光スポットに詳しいドライバーが行き先を案内してくれるサービスです。オススメの場所や旅先のルートプラン相談ができるほか、道中や観光スポットでは、ガイド役として案内もしてくれます。 # 東京駅から新幹線で1時間半、福島県白河市へ 福島県白河市は県内の南部、栃木県との県境にある地域です。東北地方において、関東の玄関口とも呼ばれています。東京駅から新白河駅までは、新幹線で約1時間半。行き先を調べていたり、のんびりしているとあっという間に着いてしまいます。 ![記事01.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/01_11ad52b10f.jpg) 新白河駅の構内には、観光スポットを紹介するパネルや小さな美術スペースが置かれている ![記事02](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/IMG_7920_433f9e3d49.jpg) 改札前の階段を降りた所にあるタクシー降車場 旅のスタートは、新白河駅前のタクシー乗り場。指定の場所に向かうと、スーツを着た男性運転手さんがタクシーの前で待ってくれていました。「今日はよろしくおねがいします」とお互いに挨拶し、少し緊張しながらタクシーに乗り込みます。観光タクシーのプランは、2時間・3時間・6時間の3プランが有り、時間やいきたい場所によって選ぶことができます。今回担当してくれたドライバーの斎藤さんによると、3時間プランを利用する人が多いとのことです。 # 戊辰の役古戦場:ストーリーを聞くと、目の前の景色がまるで違って見える ![記事03.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/03_552a269d29.jpg) 小高い丘には石碑が置かれている 車を走らせ、最初に向かったのは戊辰の役古戦場。戊辰戦争・白河口の戦の激戦区だった場所です。西郷頼母、横山主税らが西軍を迎え撃ったが、この日だけで約700名もの戦死者を出す壮絶な戦いになったと言われています。 ![記事04.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/04_19e8e27e63.jpg) 説明を受けた後は、目の前の景色がまるで違って見える タクシーを止めて小高い丘を上り、石碑の前で説明を受けます。「向こう側に、山(丘)が見えるの分かる?あそこから東軍が攻めてきたんだよ」。話を聞く前には、「歴史的に有名な場所なんだな」というくらいにしか感じられなかったのですが、説明を受けたあとは、目の前の景色にストーリーが加わり、まるで違った景色に見えました。もしひとり、または友人だけでの観光だったら、こんなに深みを感じることはできなかったかもしれません。 ![記事05.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/05_f485fdabdd.jpg) 戊辰の役古戦場・戊辰戦争について説明するドライバーの斎藤さん # 南湖神社・南湖公園:撮影スポットを抑えつつ、ゆったりした時間を楽しむ ![記事06.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/06_368d2c0e14.jpg) デザインの異なる竹灯籠がずらりと並ぶ 次に向かったのは、南湖神社。南湖公園の敷地内にあり、御祭神として松平定信(白河楽翁)公をおまつりしています。南湖神社で印象的だったのは、竹灯篭。ひとつひとつデザイン(模様)が異なる竹の灯籠は、暗くなるとライトアップされるそうです。「夕方くらいから訪れるのもいいかもしれないねぇ」と、話をしながら境内を散策します。 ![記事07.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/07_b34e5b58de.jpg) 境内の中にはたくさんの石像が置かれている 境内に置かれたたくさんの石像を見ながら「色んな表情があるでしょう」「それぞれみんな表情が違うんだよ」と説明してくれる斎藤さん。そう言われてみれば、と思ってじっくり見てみると、少しづつ表情が違うのです。ちょっとした一言が、旅をさらに楽しくしてくれます。 ![記事08.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/08_78fb470a14.jpg) 斎藤さんオススメの撮影スポットからの風景 お参りをしたあとは、隣接する南湖公園と翠楽園へ。美しい庭園を見ていると「写真を撮るなら、ここからの景色がきれいだよ」と斎藤さん。また、訪問時期についても「5月頃に来る人が多いかな」など、地元の人ならではの情報を伝えてくれます。 南湖公園へは、白河駅からバスで行くこともできますが、別の目的地への移動が難しいのでやはりタクシー(車)の利用が便利だなと感じました。 動く観光案内の観光タクシーについての詳細やツアーのご予約は[こちら](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/book)からお問い合わせください。 ### 関連記事 [動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【2】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/5) [動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【3】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/6)

動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【2】

動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【2】

旅先で、「観光タクシー」を利用したことがある人はどれくらいいるでしょうか。通常の料金よりも値段が高く、なかなか利用のハードルが高いと感じている人がほとんどでしょう。しかし観光タクシーを使った旅は、想像以上に旅を充実させてくれます。今回は、福島県白河市を舞台に、観光タクシーを使った旅をご紹介します。 利用したのは、福島県白河市の「白河観光交通株式会社」さんが提供する観光タクシー。観光タクシーは、地域の交通情報や観光スポットに詳しいドライバーが行き先を案内してくれるサービスです。オススメの場所や旅先のルートプラン相談ができるほか、道中や観光スポットでは、ガイド役として案内もしてくれます。 # 鹿嶋神社:急遽追加した観光スポット。短い時間でも十分に楽しめます ![記事09.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/09_f1f1ab02b5.jpg) 境内には、たくさんの狛犬が置かれている 南湖公園から車で約10分の場所にある鹿嶋神社。ここは当初予定したルートには入っていない場所でした。きっかけは、南湖神社で見つけた「狛犬巡り」のパンフレット。白河市は「白河石」の採掘も有名な地域で、様々な作家さんが狛犬を制作しています。そのため、狛犬巡りをする旅行客も多いそうです。 ![記事10.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/10_7405a4a790.jpg) 大きな狛犬の手の下に、小さな狛犬が隠れている 車を降りようとすると、「駐車場に車を止めてくるから、狛犬の数を数えてきてごらん」と斎藤さん。境内に入って数えてみると14匹を見つけましたが、答えは16匹。大きな狛犬の足元に、ちょこんと小さな狛犬が隠れていたのです。 ![記事11.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/11_63a78fce51.jpg) 白河市についての豆知識が載っており、観光スポットをより楽しめる 「おもしろいでしょう。小学生の体験学習で同じように狛犬を数えるんだけど、男の子のグループは、ゲーム攻略の感覚で早く終わらせて帰ってくるんだよね。女の子だけのグループはゆっくりなんだよ」。そんなガイドブックには載っていないような地元に住む人だからこその情報を交えながら案内してくれる斎藤さん。滞在時間は短かったのですが、狛犬を数えたり、それぞれの狛犬の違いを楽しんだりと、とても短い時間とは思えないくらい充実していました。 また、移動途中には川べりに白鳥の姿も。「このあたりは、白鳥が飛んでくるんだよ。人に慣れているから、近くまで寄っても逃げたりしないんだ」と、車を止めて話をしてくれました。こんな小さな寄り道ができるのも、観光タクシーならではの良さです。 # 小峰城:建物の歴史だけでなく、震災時のリアルな話を聞いてより深みが増す ![記事12.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/12_41ea670d43.jpg) 入り口の案内 駐車場から敷地内に向かう途中、お堀の方を指して「なにか違いがあるの、分かるかな?」と尋ねられました。実は、2011年3月11日に発生した東日本大震災(白河:震度6強)により、小峰城跡は、本丸を中心とした石垣が10か所にわたって崩落する被害を受けたそうです。修復された部分は、他よりも石の間の目が詰まっておりツルッとしているのが特徴です。 ![記事13.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/13_656671cc26.jpg) 空洞があってゴツゴツしている左側の壁に対し、右側の壁は隙間が少なくツルッとしている 「震災があったあと、記録のために写真を撮りに来たんだよ。大きく崩れていたんだよね。」「熊本上の修復にも、この技術を参考にされたんだよ」など、地元との関わりも交えた話をしてくれました。 動く観光案内の観光タクシーについての詳細やツアーのご予約は[こちら](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/book)からお問い合わせください。 ### 関連記事 [動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【1】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/3) [動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【3】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/6)

動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【3】

動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【3】

旅先で、「観光タクシー」を利用したことがある人はどれくらいいるでしょうか。通常の料金よりも値段が高く、なかなか利用のハードルが高いと感じている人がほとんどでしょう。しかし観光タクシーを使った旅は、想像以上に旅を充実させてくれます。今回は、福島県白河市を舞台に、観光タクシーを使った旅をご紹介します。 利用したのは、福島県白河市の「白河観光交通株式会社」さんが提供する観光タクシー。観光タクシーは、地域の交通情報や観光スポットに詳しいドライバーが行き先を案内してくれるサービスです。オススメの場所や旅先のルートプラン相談ができるほか、道中や観光スポットでは、ガイド役として案内もしてくれます。 # だるまランド:さらに寄り道をして、白河市の最新観光スポットも体験 ![記事14.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/14_d139861a21.jpg) 白河だるまが出来上がるまでの様子が展示されている 次は、またまた予定に入っていなかった『だるまランド』へ。「近くだから行ってみようか」とドライバーさんに提案いただき、追加してもらいました。『だるまランド』は、福島県の伝統工芸品である「白河だるま」をメインに活用した、体験型エンターテイメント施設。敷地内は6つのエリアに分かれており、白河だるまの製造過程の工場見学や展示場、絵付け体験、だるま神社、だるまを活用したアトラクション、お土産の販売など、楽しめる工夫が仕掛けられています。 ![記事15.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/15_1dd170843c.jpg) モダンなデザインのだるまも多く展示されている こちらも、車内で白河市のだるまが有名だという話をしていたところから、急遽追加となった観光スポットです。会話の中からさり気なく情報を拾い、サプライズで連れて行ってもらえるのはとてもワクワクします。これこそ観光タクシー、動く観光案内所の醍醐味です。 ![記事16.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/16_0265720a01.jpg) ゴールできたらプレゼントがもらえるゲーム(有料) 追加スポットが2つもあったため、「時間は大丈夫ですか?」「急いだほうがいいですか?」と何度か聞いてしまったのですが、「調整しているから大丈夫ですよ」との返事が返ってきました。その言葉の通り、駅には予定時刻の5分ほど前に到着。各観光スポットでも、焦ることなくゆったり観光できたので本当に驚きました。 # 白河駅:軽自動車のCM撮影場所で有名な駅 ![記事17.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/17_1ebe2de8cc.jpg) レトロな雰囲気の白河駅 赤瓦の三角形の屋根と白とグレーに塗り分けられた外壁から、レトロな洋館のような雰囲気の白河駅。軽乗用車のCMの撮影地として注目を集めたこともあります。中にはカフェや地元の特産品、伝統工芸品の白河だるまなどが販売されています。 # 小原庄助の墓:お酒の話をしながら ![記事18.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/18_c468698b56.jpg) 墓地の奥にある小原庄助の墓 「お酒は好き?」と聞かれて向かったのは、小原庄助の墓。小原庄助は民謡『会津磐梯山』のなかの囃し言葉で 小原庄助さん、なんで身上つぶした? 朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つぶした、 あ~もっともだぁ、もっともだぁ という人生を送った人。墓石の形は、銚子、徳利、盃をモチーフにしており、戒名は、米汁=酒というとてもユニークです。 実は、市内をぐるりと一周するルートで巡っていたそう。無駄のないスムーズなルートで、時間内にあちこちの観光スポットに立ち寄ることができたことには、本当に感動しました。 地元の交通情報を把握し、日々運転しているからこそ、スムーズな移動ができるのだと思います。 # ティールーム高山:旅の最後にほっと一息する時間の提案 ![記事19.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/19_edd85ad961.jpg) まるで海外の家のようなティールーム高山 新白河駅に止まる新幹線は、およそ1時間に1本。駅に向かう帰りに「(次の新幹線まで)少し時間があるね。喫茶店でお茶するといいよ」といって、駅近くの喫茶店「ティールーム高山」を紹介してくれました。ティールーム高山は、新白河駅直ぐ側にある昔ながらの喫茶店です。店内にはセレクトショップも併設しており、インポートの洋服や小物などが揃っています。 こちらで斎藤さんとの観光は終了です。予定時間の5分ほど前には駅に戻ることができ、新幹線発車の時間までゆっくりとした時間を過ごすことができました。最後まで、さりげない提案をしてくれて、とても3時間とは思えないくらい充実した時間となりました。 # 観光タクシーは、想像以上の豊かな体験を楽しめる ![記事20.png](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/20_06f76c5101.png) お世話になったドライバーの斎藤さん 観光タクシーの利用はハードルが高いと感じる人は多いのではないでしょうか。実は私もその一人でした。しかし、斎藤さんの話では複数人での利用が多く、一人あたりの負担額は大きくないとのこと。レンタカーを借りて運転するのは、スムーズなルートを計画したり、なにより時間配分が難しい。タクシーには最大4人まで乗車できるので、ぜひ体験してみてください。 動く観光案内の観光タクシーについての詳細やツアーのご予約は[こちら](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/book)からお問い合わせください。 ### 関連記事 [動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【1】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/3) [動く観光案内所:あなたの旅をより充実したものにする観光タクシー【2】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/5)

動く観光案内:白河市をより深く知る【1】

動く観光案内:白河市をより深く知る【1】

観光には様々な方法がありますが、多くの人が試したことがないのは「観光タクシー」ではないでしょうか。福島県白河市の白河観光交通株式会社が提供する「動く観光案内」は、白河市とその周辺を観光するための専用タクシーサービスです。 白河市は、東京と仙台の間に位置し、東京駅から新幹線で1時間半で到着します。福島県の南端、栃木県との県境に位置し、歴史的に「東北の玄関口」として知られています。市内にはいくつかの観光スポットや文化遺産、国指定史跡などがある一方で、電車やバスなどの公共交通機関が不足しています。このような状況で便利なのが「動く観光案内」です。 12月初旬、同僚の一人と一緒に白河市に行き、この「動く観光案内」を試してみました。コースは、2時間、3時間、6時間の三つの選択肢があります。私は2時間コース、同僚は3時間コースに参加しました。新白河駅に到着後、それぞれのタクシー運転手と合流し、ツアーを開始しました。 ![01_新白河駅_2.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/01_2_36f051eb81.PNG) ##### 新白河駅の改札内 #### 東北の玄関口:白河関跡 最初に訪れたのは、新白河駅から車で20分ほどの場所にある「白河関跡」です。車内で、ドライバーさんと会話していると、近くにある人気の観光地、会津出身だと話してくれました。会津と白河の違いについて、歴史や気候などを教えていただきました。また、両地域を訪れるのに良い時期は、桜が咲く春と紅葉が鮮やかな秋であることも説明してくれました。残念ながら私が訪れたのはこの見頃と重なっていなかったので、自然の美しさを存分に味わうことはできませんでした。それでも、この地域は静かで落ち着いているし、空気が綺麗で新鮮です。 ![02_白河の関跡_29_entrance.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/02_29_entrance_1bb0cda4d5.PNG) ##### 白河関跡の正面口 ドライバーさんによると、白河関は古代東山道の関所跡の一つで、かつては関東から東北へ、あるいは東北から関東へ向かう旅人が利用していたそうです。昔は戦闘や小競り合いの際の持ち場でもあり、敵を寄せ付けないための空堀が今も残っています。 ![03_白河の関跡_14_空堀.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/03_14_be8f2491e8.PNG) ##### 白河関跡の空堀の一つ やがて関所跡としての機能を失った白河関は、都の文化人達の憧れの地となりました。和歌の名所としても知られるようになり、現在でも、時間の経過で文字がすり減って読みにくくなっていますが、いくつかの石碑が残っています。 ![04_白河の関跡_16_stone tablet.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/04_16_stone_tablet_71d4ddfcc7.PNG) ##### 白河関跡にある石碑の一つ 白河関跡は国指定史跡でもあり、敷地内には案内板がいくつか設置されています。ドライバーさんが、関跡にある遺跡の意義に加え、関所跡の歴史が現代の文化にも影響を与えていることも説明してくれました。例えば、地元では「白河の関を超えられなかった」という言葉が、「頑張ったけど成功できなかった」という意味でよく使われるそうです。 関跡には、樹齢約800年の「従二位の杉」など、悲しい伝承がある死者のための記念碑にもなっている「庄司戻しの桜」など、数々の巨木もあります。 ![05_白河の関跡_18_従二位の杉.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/05_18_815a88dd73.PNG) ##### 樹齢約800年の「従二位の杉」 ![06_庄司戻しの桜_3.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/06_3_185af18e73.PNG) ##### 「庄司戻しの桜」と「霊桜碑」と称される石碑 動く観光案内の観光タクシーについての詳細やツアーのご予約は[こちら](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/book)からお問い合わせください。 ### 関連記事 [動く観光案内:白河市をより深く知る【2】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/8) [動く観光案内:白河市をより深く知る【3】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/9)

動く観光案内:白河市をより深く知る【2】

動く観光案内:白河市をより深く知る【2】

観光には様々な方法がありますが、多くの人が試したことがないのは「観光タクシー」ではないでしょうか。福島県白河市の白河観光交通株式会社が提供する「動く観光案内」は、白河市とその周辺を観光するための専用タクシーサービスです。 白河市は、東京と仙台の間に位置し、東京駅から新幹線で1時間半で到着します。福島県の南端、栃木県との県境に位置し、歴史的に「東北の玄関口」として知られています。市内にはいくつかの観光スポットや文化遺産、国指定史跡などがある一方で、電車やバスなどの公共交通機関が不足しています。このような状況で便利なのが「動く観光案内」です。 #### 戦乱の時代の名残:小峰城跡 白河関跡で約30分過ごした後、車で20分ほどの場所にある小峰城へ向かいました。「小峰城」と言っても、現在見られるのは石垣の中に建っていた城の跡です。その城は戊辰戦争で破壊された後は、再建されていません。しかしこれを知らない人が多く、三階櫓を小さくてかわいいお城と勘違いする人が多いとドライバーさんが教えてくれました。この三階櫓は復元されたもので、日本では数の少ない木造復元天守のひとつだそうです。 ![07_小峰城跡_14_watchtower.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/07_14_watchtower_855d7d503d.PNG) ##### 小峰城の三階櫓 前御門も木造復元された建物であり、三階櫓と中庭と共に丘の上に建ち、全部とも一般公開されています。三階櫓に自由に入ることができますし、中には三階櫓とお城に関する情報や歴史上の出来事などが書かれている案内板がいくつか置かれています。三階櫓の復元に使われた資材の中には、元の建物に使われていたものもあり、床板には戦争で受けた弾痕も数ヶ所に残っています。 ![08_小峰城跡_26_bulletholes.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/08_26_bulletholes_f5901acd53.PNG) ##### 三階櫓の床にある弾痕 また、お城の前には大きな公園があります。私が訪れたのは平日の午前中でしたので人はほとんどいませんでしたが、ドライバーさんに聞くと、公園が家族連れに人気のスポットで、普段は子供たちが遊んでいたり、ピクニックをしている人たちで溢れているそうです。 ![09_小峰城跡_2_from park.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/09_2_from_park_d2fff4321b.PNG) ##### 三階櫓を背景にした公園 公園の端には、カフェとお土産屋さんの「二ノ丸茶屋」があります。ツアーの時間が少なくなっていたので少ししか立ち寄ることができませんでしたが、店員さんに聞くと、カフェで販売されている「だるまバーガー」は観光客にも地元の人にもとても人気のあるものだそうです。(「だるま」は伝統工芸品で、縁起物として親しまれている日本の人形です。)お土産屋さんでは、だるまやお菓子、お酒など、白河や福島の名産品がたくさん並んでいます。 ![10_二の丸茶屋_2_outside.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/10_2_outside_1ab5d97134.PNG) ##### 「二ノ丸茶屋」というカフェとお土産屋さん ![11_二の丸茶屋_3_gift shop darumas.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/11_3_gift_shop_darumas_c7e964984a.PNG) ##### 二ノ丸茶屋でのだるま販売コーナー 最後に、小峰城跡から車で約10分で着く新白河駅に戻りました。これでちょうど2時間のツアーが終了しました。新幹線が新白河駅に止まるのは1時間に1回程度ですので、電車に乗るまでに少し時間がありました。改札のすぐそばにラーメン屋さんがあったので、帰りの新幹線を待っている間に名物の白河ラーメンを食べてみました。 ![12_ラーメン_6_白河ラーメン.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/12_6_092355b819.PNG) ##### 駅にある店の白河ラーメン 動く観光案内の観光タクシーについての詳細やツアーのご予約は[こちら](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/book)からお問い合わせください。 ### 関連記事 [動く観光案内:白河市をより深く知る【1】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/7) [動く観光案内:白河市をより深く知る【3】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/9)

動く観光案内:白河市をより深く知る【3】

動く観光案内:白河市をより深く知る【3】

#### 今回の旅を終えて 全体的に、今回のツアーと白河で過ごした時間を楽しめました。行く前は、白河にどれだけの観光資源があるのか少し疑問がありましたが、訪れた場所の歴史が興味深かったし、視覚的にも刺激的だったし、多くのことを知ることができました。普段、私は公共交通機関を利用して一人で旅することが多いので、最初はタクシーでの観光に不安も感じていましたが、ツアー中にドライバーさんと会話できて楽しかったです。とはいえ、日本語を話せない人はコミュニケーションをとるのが難しいでしょう。しかし、いずれはタクシーの中にタブレットが設置され、観光地の動画や情報を英語で調べることができるようになります。 経験してみると、2時間はこれらの場所を巡るには短すぎたと思います。もし時間が限られているのであれば、あまり離れていない場所を選ぶか、ドライバーさんに相談すると良いと思います。どちらのスポットでも学ぶことが多く、もう少しゆっくりできる時間が欲しいと思っていました。今回のツアーのように、白河関跡と二ノ丸茶屋を含めて小峰城跡を見学する場合は、3時間ツアーをお勧めします。 ![13_taxi_driver_1.PNG](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/13_taxi_driver_1_624223bd48.PNG) ##### 今回ツアーでお世話になったドライバーの室井さんと乗車したタクシー また、観光タクシーのツアーに参加される方は、ドライバーさんにスケジュールが詰まっているのか、時間に余裕があるのかを先に伝えた方が良いと思います。そうすると、ドライバーさんが旅行者の希望に合わせて行き先を調整できます。 ツアー中は、道に迷ったり、駐車場を探したりする心配がなかったのはよかったです。どこに行けばいいのか、最適なルートはどれか、どこに立ち寄ればいいのかを全部安心してドライバーさんに任せることができました。初対面の人と一緒に旅をするのは、正直なところ少し変な感じもしましたが、地元の人と会話をしたり、話を聞いたりできるのは、観光タクシーならではの経験です。このサービスは1回のツアーに1人に限られていなく、1台のタクシーに4人まで乗車できますので、友人や家族と一緒にツアーに参加するのも楽しいでしょう。 動く観光案内の観光タクシーについての詳細やツアーのご予約は[こちら](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/book)からお問い合わせください。 ### 関連記事 [動く観光案内:白河市をより深く知る【1】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/7) [動く観光案内:白河市をより深く知る【2】](https://taxi.wowu.jp/shirakawa/articles/8)

動く観光案内所:東京からの「日帰り福島」が、想像以上に近くて気軽で便利だった! 貸し切りタクシーで歴史のまち、白河を巡る

動く観光案内所:東京からの「日帰り福島」が、想像以上に近くて気軽で便利だった! 貸し切りタクシーで歴史のまち、白河を巡る

みちのくの玄関口・福島県へは、新幹線で東京から1時間半ほどという絶妙な距離。想像以上に近いうえ、新幹線で移動することもあり。関東近県に行く以上に「旅行に来たぞ~」という気分も高まりそうです。  東京から一番近い福島の新幹線駅は「新白河」。栃木県との県境近くに位置しています。 「降りた事がある」という方はまだあまり多くはないかもしれませんが、歴史、文化、食の魅力が詰まったエリアです。  そんな白河市で新しい観光サービスが始まります。それが「動く観光案内所」。街の情報だけではなく、最適な移動手段にも詳しいタクシー運転手があなただけのためにガイドをしてくれます。  新しい観光サービスって? 白河にはどんな観光スポットがあるの? 本当に気軽に行けるの?? そんな疑問を確かめに、アーバンライフメトロの記者が、ひと足お先に現地へ行ってみることにしました。 (この記事は外部リンクでご覧いただけます) [東京からの「日帰り福島」が、想像以上に近くて気軽で便利だった! 貸し切りタクシーで歴史のまち、白河を巡る[PR]](https://urbanlife.tokyo/post/74285/) ![アーバンライフメトロ記事サムネ.jpg](https://shirakawa-tourism-production.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/_70881f5f1a.jpg)

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